今年も確定申告をネットで済ませました。
2022年の確定申告(2021年/令和3年分)の期間は2月16日(水)から3月15日(火)ですが、還付申告の場合は1月から提出可能です。また、還付申告でなくともオンライン送付については2月16日より前でも可能です。
今年も確定申告会場への入場には「入場整理券」が必要なので、可能ならオンラインで済ませるのがお薦めです。
確定申告の必要性
筆者は年金受給者で源泉徴収されていますが、保険料控除や医療費控除を受けるためにも毎年確定申告しています。
また、年金以外に広告収入(アドセンス、アフィリエイト)が若干あり、必要経費を考慮しても20万円を超えているので確定申告は必須となっています。
株式の利益については特定口座(源泉徴収あり)なので申告不要ですが、筆者の場合は総合課税にした方が所得税の税率が低いので、合わせて確定申告に含めて申告します。但し住民税については源泉分離課税の方が有利なので、住民税は申告しないようにします。(確定申告書作成時に選択可能)
書類の準備
確定申告書を作成するのに必要な書類(源泉徴収票、保険料の控除証明書、社会保険の納付済額のお知らせ)は1月中に揃いました。
なお保険料の控除証明書は、昨年マイナポータル連携で自動入力できていた分については特に追加の設定もなく、今年も自動入力されるので便利です。
医療費については保管してある領収書から情報を表計算ソフトに入力し、明細書を作成しました。明細書は国税庁のホームページからダウンロードした「医療費集計フォーム(Ver3.1)」をフリーソフトの「LibreOffice」に読み込んで入力しました。
今年から医療費情報のマイナポータル連携が可能になっていますが、今年連携されるのは2021年9月以降の情報のみなので今回は役に立ちませんでした。(情報が反映されるのは2022年2月9日から)
ちなみに家族の医療費情報などもマイナポータル連携させたい場合は、マイナポータルで代理人登録の設定をすることで一緒に読み込むことができるようになるようです。
スマホで認証
パソコンとマイナンバーカードを使って確定申告する場合、今年からICカードリーダーの代わりに対応スマートフォンを使って本人認証することが可能になりました。
確定申告書作成コーナーの最初の「税務署への提出方式の選択」のところで「マイナンバーカード方式(2次元バーコード)」を選ぶことで、以降の本人認証はスマートフォンを使って行うようになります。
筆者はICカードリーダーを持っていますが、せっかくなのでiPhoneで認証してみました。これを使うには、スマートフォンに「マイナポータルアプリ」をインストールしておく必要があります。
確定申告書作成コーナーから本人認証のステップにくると、パソコン画面に2次元バーコード(QRコード)が表示されるので、スマートフォンの「マイナポータルアプリ」を立ち上げて読み取ります。
スマートフォンでマイナンバーカードのパスワードを入力したあと、マイナンバーカードを読み取ります。
マイナンバーカードの読み取りが成功すると、自動的にパソコンの画面が先に進みます。
ということで、これはなかなか良くできた仕組みだと思います。
ICカードリーダーは機器にマイナンバーカードを乗せておくだけなので楽ですが、ほぼ確定申告にしか使わないので、もう不要ですね。
まとめ
以上、今年の確定申告についてでした。
なお、昨年別サイトに書いた確定申告に関するもう少し詳しい記事も更新しましたので、よかったら参考にして下さい。