sora’s おいしいノート

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11月8日(火)の夜は皆既月食!同時に起こる天王星食にも注目!!

久し振りの宇宙についてのお話。明日、2022年11月8日火曜日は、全国的に皆既月食が見られます。

2021年11月19日にも月食がありましたが、そのときは完全には隠れない「ほぼ皆既月食」でした。

写真:昨年11月のほぼ皆既月食

今回は完全に地球の影に隠れる皆既月食で、日本で見られるのは2021年5月26日以来となります。前回5月の皆既月食は天候に恵まれず残念でしたが、今回はどうでしょうか。

そして今回はなんと同時に天王星食も起こるという超レアな現象ということで、大注目の天文イベントとなっています。

2022年11月8日の皆既月食の見え方

今回の皆既月食は、18時9分に部分食が始まり、皆既月食になるのが19時16分~20時42分(なんと1時間26分!)で、部分食が終わるのが21時49分です。

日本全国で発生時刻はどこでも同じですが、月の高さは場所により異なります。月食が起こる18時9分から21時49分までの月の高さは、東京で18.3度から61.0度となっています。

図:「月食中の月の位置(東京の星空)」
図:「月食中の月の位置(東京の星空)」(国立天文台)

各地での見え方について詳しくは、国立天文台暦計算室の「月食各地予報」で調べることができます。

また、以前から紹介しているビクセンの無料スマホアプリ「Moon Book」でも、観測位置を設定して月食の状況を時間を追って調べることができて便利です。

www.vixen.co.jp

2022年11月8日の天王星食の見え方

今回の皆既月食中に、天王星が月に隠れる天王星食が起こります。この天王星食については、小笠原諸島を除く日本全国で見ることができます。

天王星食は、見る場所によって発生時刻が異なります。

東京では天王星が月に隠れるのが20時40分53秒、月から出てくるのが21時22分20秒です。

図:「天王星食(各地の予報)」
図:「天王星食(各地の予報)」(国立天文台)

天王星食についても、各地での見え方については国立天文台暦計算室の「惑星食各地予報」で調べることができます。

ちなみに筆者の済む横浜での天王星食は、月に隠れ始めるのが20時40分38秒で、月から出てくるのが21時21分33秒となっていました。

まとめ

以上、11月8日(火)夜の皆既月食と天王星食の話でした。

今回は見やすい時間帯、見やすい高さの天文イベントなので期待大です。

なお、天王星は約6等と肉眼で見える限界の暗さなので、望遠鏡か双眼鏡が欲しいところ。それでも都会ではなかなか厳しいかも知れません。

しかし、皆既月食と惑星食が重なるのは大変珍しい出来事なので、皆既月食を見るついでに探してみたくなりますね。

ちなみに日本で前回皆既食中に惑星食が起こったのは、442年前の1580年7月26日の土星食だそうで、戦国時代のことです。

そして日本で次回皆既食中に惑星食が起こるのは、322年後の2344年7月26 日の土星食だとか…

今のところ天候は概ね良さそうですが、国立天文台三鷹キャンパスからの中継や、ハワイからの月食ライブがYouTubeで見られるので、万一観測が困難な場合もそちらで楽しみましょう。

www.youtube.com

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