こさささこさん(あってる?)という、山形在住のイラストレータさんが書いた「ある日突然オタクの夫が亡くなったら?」という本を読みました。
いわゆる「オタク」だったこさささこさんの旦那さんが突然亡くなったあと、顛末を描いたマンガがネットで話題になったそうです。
ある日突然夫が隣の部屋で亡くなっていました。夫はオタクでした。遺品が多い為、未だその整理は終わってません。生前にやっておくべきだったなとつくづく思いました。KADOKAWA様から『ある日突然オタクの夫が亡くなったら?』というタイトルで実用書を出させていただきました。 pic.twitter.com/jpB0sexCpH
— こさささこ (@kosasasako) December 19, 2018
その後一般的な解説を加え、2018年12月にKADOKAWAから出版されました。
筆者はある雑誌に紹介されていたことで初めて知り、Kindleで購入して読みました。
本の感想
この本は、こさささこさんのマンガの合間に、一般的な解説を挟む形を取っています。
解説部分については、残された家族に必要な手続きなどが整理されているので、手元に置いておくと安心かも知れません。
もちろん、著者の実体験を描いたマンガは具体的で、とても参考になりました。
そしてこの本のポイントは、第7章の「遺品整理のこと」でしょうか。
「オタク」の権威でもあった旦那さんの、膨大な遺品整理について書かれている部分は、貴重な情報だと思います。
最後の第8章「生前にやっておくこと」の冒頭のマンガは、特にグッときました。
ウチの場合
ウチは夫婦二人暮らしなので、筆者がいなくなった後の事が心配です。
筆者は「オタク」というほど何かにハマっている訳ではありませんが、家のデジタル環境がどうしても複雑になってしまっています。
またデジタル環境以外でも、お金の管理や各種契約関係など、筆者が管理していることを妻と共有化しておかないといけないと思っているのですが、なかなかその気にならなくて難しいです。
一応以前、市販の「エンディングノート」を買って記入してあるのですが、文字だけだと伝わりにくいこともありますよね。
今後の課題
デジタル関係は、性能とかコストパフォーマンスとかを考えると色々複雑な組み合わせになってしまうので、最近は性能・コストよりもシンプルで手続きが簡単なサービスを重視したいと思うようになってきました。
例えば、筆者の住んでいる環境だと、ケーブルテレビ、インターネット、モバイル、電話、電気、ガス、NHKをひとつにまとめることが可能です。
サブスクリプション契約も、解約していいものと契約変更すべきものを整理しておくべきでしょう。
自宅デジタル環境の全体構成については、まずは分かる人が見れば分かるような資料を残しておくことが大事ですね。
折を見てできるだけ説明しておこうと思いまが、分からなければデジタルに詳しい人にヘルプしてもらうしかないかなと思います。
まとめ
お墓とか相続についても、夫婦で早めに話し合っておくべきなんでしょうね。
この手の準備は、キッカケがないとなかなか動く気にならないので、こういった本は有り難いです。