AppleがiOS14をリリースしましたね。
このバージョンの目玉と言えるのが、ホーム画面で使えるようになったウィジェットです。
ようやくiPhoneもAndroidのようにウィジェットで画面をカスタマイズできるようになりました。
ウィジェットとは
ウィジェットとは、画面上に配置することで、わざわざアプリを起動させなくても、一部の情報を画面に常時表示させることができる機能のことで、以前からAndroid OSでサポートさていました。
筆者が8年前にガラケーからスマホに変えたとき、最初に選んだ機種はSharp製のAndroid機でした。
筆者も当初はウィジェットを貼ってカスタイマズを楽しんでいたましたが、 動作が重くなるのでやがて使わなくなりました。
使いたいアプリの揃っていたiPhoneに変えてからも、特にiOSにウィジェット機能がない(専用ページでは使えましたが)ことに不満はありませんでした。
似たような機能のWindows Vistaで導入されたデスクトップガジェットも、あまり使われないうちに廃止されてしまいましたし、無駄にOSに負荷が掛かる仕掛けはユーザーには支持されないように思っていました。
しかし今回、ついにAppleがiOS/iPadOSにウィジェットを導入したということで、また興味が湧いてきました。
iOS14のウィジェットの使い方
iOS14でウィジェットをホーム画面に設置するには、
①画面を長押ししてホーム画面の編集モードに入り、
②右上の(+)ボタンをタップして利用できるウィジェット一覧を表示させ、
③選択したウィジェットでサイズを選んで、
④(+ウィジェットを追加)ボタンをタップすると、
ウィジェットが画面に追加されます。
通常のアプリと同様、配置は自由に動かすことができます。
また、ウィジェット同士は重ねることもできます。
重なったウィジェットは、上下にスライドすることで切り替えることができます。
さすがに今のiPhoneはCPU性能が高いので、ウィジェットを配置しても動きがもたつくようなことは一切ありませんね。
でも、iOSはアイコンの表示密度が固定されており、ウィジェットのサイズも限定されているので、配置の自由度はあまりありません。
(ちなみに上の例で使ったウィジェットは、別途インストールした「Color Widgets」というアプリです)
筆者のウィジェットの使い方
筆者はホーム画面を次のようにカテゴライズしてアプリを配置しています。
- 基本系(メール、スケジュール、等)
- 生活系(マップ、乗換案内、ショップ、等)
- オーディオビジュアル系(カメラ、ビデオ、ミュージック、等)
- 情報収集系(ニュース、ブック、等)
- 情報発信系(SNS、ブログ、等)
- ツール系(設定、アップストア、等)
- その他
しかし、どの画面も個性がないので、今表示している画面がどのカテゴリの画面なのかが、ひと目では認識しにくかったのですね。
結果として、アプリを探して画面を行ったり来たりして、迷子になることがしょっちゅうでした。
そこで筆者は、各画面のタイトル代わりにウィジェットを配置してみました。
また「Widgetsmith」というアプリを使うと、任意のテキストや画像をホーム画面上に置くこともできます。
ウィジェットは目立つので、これによりどのカテゴリの画面なのか一目で判断できるようになり、圧倒的に便利になりました!
APPライブラリ
iOS14では、新たにホーム画面の一番右に「Appライブラリ」が追加されました。このページには、自動的にカテゴライズされた形でインストールされている全てのアプリが載っていますので、アプリを探しやすくなりました。
また、基本的に新たにインストールしたアプリはまず「Appライブラリー」に入り、ホーム画面には必要に応じて配置する設定にできるので、整理しやすくなりましたね。
まとめ
同時期にリリースされたiPadOS14では、相変わらず一番左の専用画面でしかウィジェットが使えないようです。
iPadはホーム画面も横向きになる仕様のためという話もありますが、うーん、よく分かりませんね。
画面の広いiPadでこそウィジェットが生きると思うのですが…
いずれにしろ、まだ使えるウィジェットの数は限られていますので、今後増えていくことを期待したいと思います。
シンプルに洗練されていたiOSのアプリ管理が、だんだんAndroidに近づいて複雑になってきた感じもして、Appleファンとしては少し複雑な気分ですが…