今日は彗星のお話。
今、太陽に近づきつつあるスワン彗星ですが、肉眼で見える明るさになっているとか。
5月21日時点でペルセウス座あたりなので、北半球では明け方の地表近くにいるはず。
明るくなったと言ってもせいぜい5~6等級なので、肉眼で見える限界の暗さだし、相当空が澄んでいて光害のない場所じゃないと見るのは難しいでしょうね。
でもまだ崩壊せずにがんばっているようです。
I am visible through binoculars! I am 112,874,764 km away from Earth and my current magnitude is 6.2. You can spot me near the Perseus constellation.
— Comet SWAN (@c2020f8) May 22, 2020
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彗星と言えば2013年に話題になったアイソン彗星の崩壊を思い出します。太陽に近づいて崩壊していく様子を捉えたNASA/ESAのSOHO(太陽・太陽圏観測衛星)のLASCO(広視野分光コロナグラフ)映像は、何度見ても飽きません。
このときのアイソン彗星の太陽との距離は最短で190万kmとされています。
スワン彗星の近日点の太陽からの距離は6440万kmと予想されていますので、太陽の周囲約2000万kmをカバーするといわれるLASCO(C3)でも残念ながら視野には入ってきません。
LASCOの映像は諦めて、世界各地の天文ファンが色々写真や動画を公開し始めているので、それを見て楽しみましょう。
Comet C/2020 F8 (SWAN). 📷 Gerald Rhemann on May 12, 2020 in Namibia. https://t.co/amQKtE3gV8 pic.twitter.com/JbnLuCxFer
— Dr. Manuela Rossol 🏳️🌈👩🔬🔬🔭 (@astromonocyte) May 12, 2020
Hello C/2020 F8 Swan may 19 UT 1.15 GIF 7x70sec red
— Michael Jäger (@Komet123Jager) May 19, 2020
11"/2.2 RASA QHY 600 Michael Jäger pic.twitter.com/t7N5Bc1r0S
I took a sequence of pictures of the Comet C/2020 F8 (SWAN) past Monday from my window. May 11, 2020 early morning.
— Luis Aviles (@luixaviles) May 15, 2020
Hard to find it and perform tracking with the light pollution of the city! @c2020f8
Cochabamba, Bolivia#C2020F8 #followTheComet #cometSwan #cochabamba #bolivia pic.twitter.com/0WYY7AI7Pt
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今の時期はちょうど南十字星を見るのに適しているので、また石垣島にスターウォッチングに行きたいところですが…
コロナ禍でそれどころではありませんね。やれやれ。