sora’s 早起きノート

日常と世の中の動きの隙間ウォッチ

「スマートライフ」って何だ?コロナ後のニューノーマルに必要なこと

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Go To トラベルは、見直せば見直したでまた文句を言われています。筆者だったらフザケルナ!と放り投げているところですが、日本を背負っている方々はそうはいかないのが辛いところ。頭が下がります。

ところで、ちょっと前に西村経済再生担当大臣が「新しい生活様式」と一緒に使った「スマートライフ」という言葉が、ずっと気になっていました。

当然、日本もこうした新しい生活様式、スマートライフと呼んでもいいと思いますけれども、こういったことを定着させる期間、そしてまた、その間の感染状況を確認していくという意味で、3 週間ごとのタイムスケジ ュールを組んで、行程表を組んで進めていっているわけであります。

令和2年6月17日西村大臣記者会見要旨

「スマートライフ」という言葉自体は決して新しいものではないと思います。

「smart」は「かしこい」とか「洗練された」などが元々の意味ですが、近年はICTやAIなどの技術を利用して自動化あるいは自律化されたものを形容する言葉として使われるようになってきました。

色々な解釈ができそうな「スマートライフ」という言葉について、ちょっと調べてみました。

スマート家電でスマートライフ

皆さんはもうスマートスピーカをお使いでしょうか。

使ってみるととても便利で、手放せなくなりますよね。

更には、スマートスピーカやスマートフォンと連携してコントロールできるスマート家電が話題です。

エアコン、テレビ、照明、それにカーテンの開け閉めなどを声で操れるヤツですね。

スマートライフというのは、スマート家電をコントロールするスマホアプリの名前にも使われていますが、スマート機器を駆使したスマートホームに暮らすような生活を表すこともあるようです。

経済産業省のスマートライフ政策

経済産業省では、スマート家電などのIoT機器を使ったスマートホームから得られる生活上のあらゆる情報を連携させて、新たな高付加価値サービスを提供するスマートライフ市場の創出を目指しています。

www.meti.go.jp

これは、日本の目指すべき産業のあり方として提示されている「Connected Industries」における重点5分野のひとつとされています。

  • 自動走行・モビリティサービス
  • ものづくり・ロボティクス
  • バイオ・素材
  • プラント・インフラ保安
  • スマートライフ
Connected Industries | 経済産業省

厚生労働省のスマート・ライフ・プロジェクト

日本の厚生労働省では、2011年から「Smart Life Project(スマート・ライフ・プロジェクト)」という活動を続けています。

www.smartlife.mhlw.go.jp

このプロジェクトは、より多くの国民の生活習慣を改善し、健康寿命を延ばすことを目的とした取り組みで、特に企業・団体と連携した活動に主眼を置いたものです。

現在は、当初の3つのテーマである「運動」「食生活」「禁煙」に「健診・検診」を加え、国民の健康づくりをサポートする活動を展開しています。

スマート・ライフ・プロジェクトについて
「健康寿命を延ばしましょう。」をスローガンに、国民全体が人生の最後まで元気に健康で楽しく毎日が送れることを目標とした厚生労働省の国民運動です。 Smart Life Project

ここで使っている「スマート」は「かしこい」の方の意味だと思いますが、定義を見ると、「ピンピンコロリ」を厚生労働省が訳したら「スマートライフ」となった、という感じでしょうか。

ウィズコロナ/アフターコロナのニューノーマルにおけるスマートライフ

ニューノーマル(New Normal)」とは、それまでは異常だったものが新たな日常になることを指すようです。

コロナ禍により明らかに世界の日常は一変し、アフターコロナは多くのニューノーマルが定着することになると思われます。

日本においても、政府の推奨する「新しい生活様式」が定着することにより、多くのニューノーマルが生まれることになります。

西村大臣がコロナ禍対策の文脈で使われている「スマートライフ」は、ニューノーマルを支えるデジタル化された社会生活のことを言っているのかと思いましたが、なんとなく「新しい生活様式」とほとんど同義語として使っているようにも感じます。

最近リニューアルした内閣官房の「新型コロナウイルス感染症対策」のサイトでは、メインメニューとして「スマートライフのために」が設けられています。

「スマートライフのために」のページを見ると、まずは感染症予防ガイドラインや、「新しい生活様式」を始めとしたポスター・チラシが並び、スマートライフ実現のためのAIシミュレーション、そして自宅でできる運動といった情報が続いています。

つまり、ウィズコロナ/アフターコロナのニューノーマルとしてスマートライフを位置づけているように見えます。

「ピンピンコロリ」のシャレた言い方である(つまり厚生労働省の言う)「スマートライフ」については「運動」以外はほとんど無視された形になっていました。

でもこんな時期だからこそ、そこは無視しないで欲しかったと思います。

まとめ

政治家にしても役人にしても、(一般企業の企画担当者も往々にしてそうですが)皆さん横文字がお好きなようで、その意味するところが共有化されているならいいのですが、解釈に幅があるような言い回しについては、ちゃんと定義して使って頂かないと、聞く方は混乱してしまいますよね。

以上、「スマートライフ」という言葉についてちょっと疑問を感じたので、調べた結果でした。

ところで、天候のため延期されていたUAEの火星探査機「HOPE」の打ち上げが、2020年7月20日(月)6:58(JST)となりました。今年の梅雨前線はしぶといですが、なんとか雲の切れ間から無事旅立って欲しいです。