昨年5月に買い替えた我が家のホームベーカリー。
買ってすぐに、パナソニックのサイトで公開されている「おうち乃が美」のレシピを真似して「生」食パンに挑戦してみたのですが、うまく膨らんでくれず失敗していました!
それ以来、無難に焼けるソフト食パンしか作っていませんでしたが、業務スーパーの「天然酵母食パン」などのふかふか食パンに比べると、どうしても食感が劣るのが残念。
それはそれでおいしいんだけどね…
ということで、今回もう一度ホームベーカリーで「おうち乃が美」のレシピに挑戦する気になりました。
パナソニックの「おうち乃が美」レシピ
パナソニックの「おうち乃が美」レシピは、一応パナソニックのホームベーカリー「SD-MDX102」「SD-MT3」用となっています。我が家の機械は「SD-MT3」なので、このレシピ通りにセットすれば同じように焼けるはずです。
《「おうち乃が美」の材料》
強力粉(イーグル):250g
三温糖:35g
塩(ぬちまーす):5g(小1)
無塩バター(よつ葉乳業):15g
生クリーム(乳脂肪分35%):40ml
水:160ml
ドライイースト(金サフ):1.4g(小1/2)
《「おうち乃が美」の焼き方》
メニュー:【1】(パン・ド・ミ)
焼き色:【淡】
(パナソニック ホームベーカリー「SD-MDX102」「SD-MT3」用)
高級「生」食パン専門店 乃が美 監修 レシピ「おうち乃が美」/パナソニック
ちなみに標準の「パン・ド・ミ」レシピとの大きな違いは、砂糖を増加し生クリームを加えている代わりにバターと水を減らしているところです。
前回の失敗について
前回うまく膨らまなかったのは、レシピと異なるドライイーストを使ったのが原因ではないかと疑っています。
このレシピでは砂糖の分量が強力粉の14%と多目なので、ドライイーストには耐糖性のある「金サフ」が指定されています。でもそのときは通販で「赤サフ」のドライイースト50袋入りを買っていたので、「赤サフ」で代用したんですよね。
ちなみに「金サフ」とは、フランスのサフ社が製造するインスタントドライイーストの「金」ラベルの商品の通称です。低糖生地用の「赤」ラベル、多糖生地用の「金」ラベル、それに低糖生地用でビタミンCが添加されていない「青」ラベルの3種類があります。
ということで、ちゃんと「金サフ」を使えば「おうち乃が美」がうまく焼ける可能性が高いとは思っているのですが、まずはまだまだ在庫のある「サフ赤」を使って「生」食パンっぽいものに挑戦してみることに…
ドライイーストの量を増やしてみる
まずはドライイーストの量を倍増し、「サフ赤」3gにして焼いてみました。
今度はケースの上まで大きくはみ出すほど膨らみましたが、すぐに萎み始め…
結局、腰折れを起こしてやせ細ってしまいました。
最終的に貧相な形の食パンになってしまいましたが、食感はふわふわもちもちで、甘くておいしかったです。「生」食パンに近いけど、惜しい!
砂糖の量を減らしてみる
ドライイーストは、糖分12%くらいまでなら耐糖性のものでなくとも使えるということなので、砂糖の量を35gから30g(粉250gの12%)に減らした上で、「赤サフ」1.5gに戻して焼いてみました。
今度はいい具合の山形に焼き上がりました!
冷えても形がしっかりしていて、きれいにスライスできました。
食感も耳までふわふわ。このままで十分甘くておいしいです。砂糖を少し減らしたことによる味の変化はほとんど分かりませんでした。
軽くトーストすると、外側はサクッとして、内側はしっとりモチモチ。香ばしくとてもおいしい!
これは大成功と言ってもいいのではないでしょうか。
「赤サフ」でもなんとかなることが分かった…
以上、「赤サフ」でもなんとか「生」食パンに近いものが焼けることが分かりました。
でも「生」食パンに使う生クリームは日持ちしないのが問題です。
生クリームを使っちゃわないと…
在庫の「赤サフ」の賞味期限も近いので、どんどん焼いちゃおう!
もちろん、「赤サフ」を使い切ったら、今度は「金サフ」を試してみようと思います。