sora’s おいしいノート

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新型コロナウイルス対策は、当初の戦略通り長期戦の構えをしっかり取るべきだと思う

新型コロナが、都合良くゴールデンウィーク明けに収束するなんて思っている人はいないと思います。

専門家会議に参加の教授、「緊急事態」延長を主張|TBS NEWS

でも緊急事態宣言と新型コロナの収拾の関係は定かにされていません。

そもそも、日本政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」は、細かい対策に終始していて全体像が見えずらいと思います。対症療法的に目先の現象に左右されているように見えてしまい、不安をかきたてられます。

2月の段階で新型コロナウイルス対策の目的として掲げられていたのは、患者の増加のスピードを抑え、流行のピークを下げて医療崩壊を防ぐことでした。それは今も変わっていないはずです。

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第12回(令和2年2月23日開催)新型コロナウイルス感染症対策本部会議資料より

グラフが示すように、ピークを低く抑えてカーブをなだらかにするということは、長期戦に持ち込むということです。我々はそう理解していたはずです。

もちろん早い段階でワクチンや特効薬が開発され普及すればそれだけ収束までの期間は短縮されるのだから、しっかり目標を見据えてがんばるしかないと思います。

なのに何故政府はあのグラフを出さなくなってしまったのでしょうか。あれから2ヶ月が経ち、日本は今あのグラフのどの位置にいるのでしょう。現実はそんなに単純ではないことは承知していますが、皆が理解できるように概念化して説明することは大事なことだと思います。

数字の上では、諸外国の状況に比べると日本の対応は比較的うまくいっているようにも見えますが、4月になって緊急事態宣言を出したのは、想定していた曲線に対してどういう意味があると考えているのかを知りたいです。

日本に住む全員が先の見えない閉塞感を感じている今、政府には2週間とか1ヶ月とかの目先の計画だけでなく、現在想定している絵、全体戦略と現状について、是非透明感を持って示して欲しいと感じています。

みんなの意識を合わせて取り組まなければうまく行くはずがありません。間違っていたら都度修正すればいいので、想定する着地点とそれに至る道筋を常に掲げ続けて欲しいと思います。

辛抱強さは日本の特質だと思うので、長期戦の構えをしっかり取り、日本全体で目標が共有できれば一緒にがんばれるはずです!

(参考リンク)

新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針