緊急事態宣言が5月末まで延期されましたね。その中で、「新しい生活様式」なる言葉が出てきました。
テレビや新聞などでは既に盛んに取り上げられ、説明されていますが、分かりやすくするためか、若干アレンジして説明しているのもあるようです。
そこでオリジナルである専門家会議の資料を元に、もう一度整理してみました。
政府は「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(令和2年5月4日変更)」で緊急事態宣言を5月末まで延期することを盛り込み、そのなかで以下の文言を追加しています。
あらゆる機会を捉えて、専門家会議で示された「人との接触を8割減らす、10のポイント」「新しい生活様式の実践例」等を活用して住民に周知を行うものとする。
「人との接触を8割減らす、10のポイント」とは、4月22日の専門家会議で提言されたものです。
そして5月1日の専門家会議において、今後の見通しについて「持続的な対策が必要になることが見込まれる」とした上で、
今後は、新型コロナウイルス感染症に対する長丁場の対応を前提とした、新しい生活様式の定着が求められることとなる。
として、以下のようにイメージ図を示して説明しています。
筆者は以前の記事で、新型コロナウイルス対策について「当初の戦略通り長期戦の構えをしつかり取るべき」と書きましたが、今回ようやく今後の見通し(イメージ)を提示して頂けたので、ちょっと安心しました。
更に5月4日の専門家会議では、「新しい生活様式」の具体的な実践例を追加しました。
「新しい生活様式」という表現はともかく、今回のコロナ禍を期に激変した我々のライフスタイルが、今後も長期にわたって維持していかなければならない、という覚悟を促しているものと理解します。
でも「お酌」も避けるのかぁ…まあリアル飲み会自体控えるんでしょうけど、歓送迎会とかはどうなっていくんでしょうか。オンライン歓送迎会?
あと、「オフィスはひろびろと」にはちょっと笑ってしまいました。出勤する人を絞って座る間隔を開ける、ということなんだと思いますけどね。
ひとつひとつは既に実行している項目が多く、問題はこれを長期にわたって維持し、生活様式として当たり前のこととして身体に染みこませていけるのか、ですね。
(参考リンク)