初めてオートミールというものを買ってみました。
もちろん、市販のグラノーラな含まれているオーツ麦は食べたことありますが、メインの食材としてオートミールを買ったことはありませんでした。
何故オートミールに興味を持ったのか、そして食べてみた印象などを紹介します。
オートミールとは何か
オートミール(oatmeal)とは、燕麦(エンバク、オーツ麦=oat)を挽き割り(=meal)加工して食べやすくしたもので、水や牛乳などで煮て粥にしたり、砂糖や蜂蜜、果物、ナッツなどを加えてミューズリーにして食べたりします。
燕麦はイネ科の作物でヨーロッパ原産の麦の一種。元々は雑草だったそうで、厳しい環境の土地でも育つことから広い地域で栽培されています。
馬などの家畜の飼料として多く用いられていますが、欧米では古くから主食として食べられています。
日本ではあまり一般的ではありませんが、昭和天皇の朝食にも用いられていたとか。
食物繊維や栄養が豊富なため、最近は健康食品として注目されています。
オートミールのいいところ
オートミールの特徴のひとつは、食物繊維が多く含まれていることです。
食物繊維は、多くの生活習慣病の発症予防、重症化予防に寄与すると言われており、食物繊維の摂取量の理想は、成人で24g/日以上とされています。(日本人の食事摂取基準(2020年版)より)
しかし、日本人の摂取量は平均14.4g/日と大きく下回っているのが現状です。(平成30年国民健康・栄養調査報告より)
大麦や燕麦・オートミールは、精白米の約20倍(約10%)もの食物繊維を含んでおり、食物繊維の不足分を補う食材として最適だと思います。
その他にもミネラルやビタミンが豊富ですが、エネルギー量としても精白米と同等以上のカロリーがありますので、食べ過ぎには注意が必要です。
オートミールを試してみたかった理由
以前筆者は「もち麦」を白米に混ぜて食べていた時期がありました。
「もち麦」を混ぜたご飯は白米と食感がほとんど変わらず、マンナンヒカリとは違っておにぎりも問題なくまとまります。そのときは期待していたダイエット効果があまりなかったので、数ヶ月で止めてしまいましたが、食物繊維を摂る目的なら有効だと思います。
その後、小麦ふすま粉を使った食パン(いわゆるブランパン)を焼いてもらって食べていたこともありました。
小麦ふすま粉は食物繊維が豊富なだけでなく、糖質も少ないので、ダイエット効果はかなりありました。
ブランパンはトーストにするとパサパサでイマイチでしたが、そのままサンドイッチにすると結構イケます。ただ、美味しいトーストを食べたい欲求には勝てず、ブランパンからは次第に遠ざかってしまいました。
近頃はコロナ禍のせいか、何となく適正体重をキープできているのですが、食物繊維は相変わらず摂れていないと感じています。
また外食する機会がジワジワ増えつつあるので、ダイエットの方も油断できませんが、今回は食物繊維不足に絞って、朝食でオートミールを試してみることにしました。
筆者が購入したのは、日食(日本食品製造)のプレミアムピュアオートミールという商品で、近くの食品スーパーのシリアル売り場に売っていました。
オートミールの食べ方
オートミールの食べ方については、パッケージの後ろに食べ方が載っていました。
簡単和風粥は、オートミールに水又はお湯を加え、出汁や塩、醤油などで味付けして電子レンジでチンするだけで出来上がります。
あるいは牛乳やヨーグルトをかけ、砂糖やはちみつ、シロップなどで甘く味付けしてフルーツやナッツをトッピングすれば朝食にぴったりのミューズリーになります。
その他、グラノーラ、クッキー、パン、ケーキ、ハンバーグなどに混ぜたり、シチューやスープ、みそ汁に入れたりと、食材として色々使えそうです。
実際に食べてみた感想
まずは、即席みそ汁及び即席お吸いもので雑炊風にして食べてみました。
まずはみそ汁の方。
オートミールという洋風な名前に合わない完全に日本のおじやになりました。
少し水分が足りなかったのか、かなりドロリとした食感になりましたが、こういうの嫌いではありません。
そしてお吸いものの方。
これはもう日本のお粥そのもの。
上品でしっかり味の付いたお粥で、日本の朝にぴったり。何杯でもイケそうな感じでした。
まとめ
以上、オートミールを初めて食べた感想でした。
オートミールは、朝の時間がないときに、簡単にお粥が作れるのが気に入りました。
特にお吸いもの(永谷園のやつ)は抜群にマッチしたのでお勧めです。
筆者はシンプルに梅干しとおかかだけでも全然イケますが、簡単にアレンジできるので、色々と試してみたいと思います。
あと、今回買った日食のオートミールは日本人の好みに合わせて加工していると思いますので、今度は本場アメリカのオートミールにもチャレンジしてみようと思います。
日食のオートミールは国産ということもありグラム当たり2円前後しますが、コストコにある米国産のものだと遙かに安価で入手できそうです。但し例によって大容量なので、それなりの覚悟が必要ですが…