地球上の氷のない土地の半分は、いまだ人類にとってほとんど「手つかず」の状態にあるそうです。
大きなところでは北アジアと北アメリカに広がる北方林やツンドラ、アフリカやオーストラリアの砂漠がこれに含まれ、低温や乾燥といった気候が、現在の技術では農業には適しておらず、人間が住らすにしてもまだまたコストが高そうです。
世界人口の増加と資源開発
一方、世界の人口は増大を続けていますが、国連の報告では、2019年の77億人が、2030年には85億人、2050年には97億人に増えて行き、今世紀末の2100年頃に109億人でピークに達する可能性があると予想されています。一応、世界の人口はあと42%くらいで頭打ちになるということなんですね。
もちろん、42%増というのはとんでもなく大きな数字なので、食料や資源・エネルギー不足などの人口増にともなう諸問題を、80年の間に解決しなければなりません。(80年と言うと凄く長く感じますが、アポロ11号が月に着陸してからもう50年以上経っているので、のんびりしてもいられません!)
地球上の未開の地や地下資源、海洋資源を開発していく道もありますが、一方で地球の自然環境をこれ以上の開発から保護する動きもあります。
そこで人類はもう一度宇宙に目を向けることになります。
ジェフ・ベゾスとイーロン・マスクが目指す宇宙
米国Amazon社のCEOであるジェフ・ベゾスは、高校の卒業スピーチで、地球の資源枯渇を憂慮して宇宙植民地の夢について語っており、その18年後の2000年に宇宙旅行と宇宙植民を目標とする会社「Blue Origin」を立ち上げました。
9年振りに米国からの有人宇宙船の打ち上げに成功して、最近特に注目を集めているSpaceXですが、実はジェフ・ベゾスはイーロン・マスクがSpaceX社を立ち上げる2年前に、Blue Origin社を創業しているのですね。
NASAが進めているアルテミス計画は、将来の火星への人類到達を見据え、まずは月とその周辺に人類の持続可能な基盤を構築することを目指していますが、そのパートナー企業として、SpaceXなど共にBlue Originも参画しています。
イーロン・マスクは、将来何らかの理由で人類が地球に住めなくなったときのことを考え、人類の移住候補地として火星の開発を考えています。
それに対してジェフ・ベゾスは、人類にとって宇宙で一番の場所は地球であり、その地球を守るために宇宙を利用することを考えています。
全く方向性が異なるものの、人類の将来を考えて宇宙を目指していることには変わりありません。
宇宙に関わる人々は皆、似たような考え方を持っているのだと思います。
ガチャピンの宇宙旅行について
なお、ジェフ・ベゾスが当面実現しようとしていることは、宇宙旅行をできるだけ安全に一般に提供することのようです。一般と言っても、もちろんお金持ち相手の商売になると思われますが、いわゆる「宇宙旅行」を現実のものにすることに力を入れているんですね。
そういえば、ガチャピン(フジテレビのマスコットキャラ)って宇宙旅行したことがあるって知ってました?
1998年にソユーズで打ち上げて、ロシアの宇宙ステーションのミールに滞在しことがあるみたいなんだけど、なんでも、トラブルで映像が一切残っていないという、ホンマかいなっていう話です。
既にフジテレビのサイトからも関連情報が消えていて、無かったことにされているようですが…
「ガチャピン」のロシア語「Гатяпин」で検索してみると、以下のサイトがヒットしました。
ロシア語のサイトですが、Google翻訳で日本語にすると、確かに8月28日の記録に「ガチャピン宇宙飛行士」の活動が書かれていることが確認できました!
Но основной работой в этот день была не наука и не проверка и калибровка аппаратуры, а подготовка семи видеосюжетов для детской программы Японии. В них Гатяпин – так называется японская кукла – должен был выполнить следующие действия на станции «Мир» (цитируем дословно):
– гуляние в невесомости по станции вместе с российским космонавтом;
– вращение российским космонавтом Гатяпина, который обхватил колени руками;
– отбрасывание предметов Гатяпином, которые по началу сюжета окружают его, а затем то улетают, то прилетают;
– Гатяпин смотрит в иллюминатор, а затем через иллюминатор видно Землю;
– российский космонавт показывает Гатяпину эксперимент: в большой пузырь воды (около литра), свободно висящий в пространстве,
космонавт вдувает воздух;
– российский космонавт завтракает вместе с Гатяпином;
– российский космонавт и Гатяпин обращаются к детям с призывом защитить окружающую среду.
(しかし、この日の主な作業は科学ではなく、機器の検証と校正ではなく、日本の子供向けプログラムの7つのビデオの準備でした。彼らの中で、ガチャピン-いわゆる日本の人形-はミールステーション(逐語的に引用)で以下の行動をすることでした:
-ロシアの宇宙飛行士と一緒に無重力でステーション周辺を歩く;
-手で膝をつかんだロシアの宇宙飛行士ガチャピンの回転。
-プロットの初めに彼を取り巻くガチャピンによるオブジェクトを破棄し、次に飛び去ってから飛び込みます;
-ガチャピンは窓をのぞき、窓から地球を見ることができます。
-ロシアの宇宙飛行士はガチャピンに実験を示します:大きな水の泡(約1リットル)の中で自由に宇宙空間にぶら下がっています。
宇宙飛行士は空気を吹きます。
-ロシアの宇宙飛行士はガチャピンと朝食をとっています。
-ロシアの宇宙飛行士とガチャピンは子供たちに環境を守るよう呼びかけています。
(以上、Google翻訳結果を若干手直し))
どうやらガワだけは確かに行ったようですね。すごい!
まとめ
と言うことで、最後はガチャピンの話になっちゃいました。(^_^;
今度はふなっしーに宇宙に行って欲しいなぁ。クルードラゴンでISSまで。(もちろん中の人込みで!)
色々大人の事情で大変そうだけど…
是非「きぼう」からのライブ中継を見てみたい。
最近テレビでは見かけないけど、実は筆者はふなっしーのファンなんです…
/
ヒャッハー!
\