コロナ禍の影響で、インターステラテクノロジズ社の観測ロケット「MOMO5号機」の打ち上げが延期となりました。
インターステラテクノロジズ社は堀江貴文氏が創業した国産ロケットベンチャーで、今回の打ち上げは、完全無観客での実施を計画していたものの、人が集まることを懸念した北海道大樹町からの自粛要請を受けて延期となったとのことですが、とても残念です。
米国でも、NASAとスペースX社が開発中の宇宙船「クルードラゴン」の有人試験飛行を5月27日に予定しています。
「クルードラゴン」は、スペースシャトルに代わるNASAの宇宙タクシーとして、スペースX社が開発と製造を担っているものです。
NASAの宇宙タクシー事業としては、スペースX社の他にボーイング社も受注し「スターライナー」と命名して開発中ですが、昨年12月の無人試験飛行に失敗しており、計画が遅れている模様。
「スターライナー」より低コストな「クルードラゴン」が若干先行している形ですが、やはり大企業のプロジェクトよりベンチャー企業のプロジェクトを応援したくなります。
しかも今回は、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが「クルードラゴン」のミッションに参加しています。 5月の試験飛行はロバート・ベンケン、ダグ・ハーレーの両宇宙飛行士が担いますが、今年夏以降に予定されている実用飛行には野口さんが参加する予定です。
やはりコロナ禍のため、今回の試験飛行の打ち上げは無観客で行い、NASAでは見学のためフロリダのケネディ宇宙センターへ移動しないよう呼びかけています。
ちなみに打ち上げ予定は5月27日水曜日の16:32(EDT)、日本時間で5月28日木曜日の朝5:32です。以下のNASAのサイトでライブ中継されるようです。
世界中がコロナ禍で大変な中、夢のある話なのでぜひ成功して欲しいと願います。