みんな(もちろん筆者も)大好きなハワイの状況を見てみると、3月下旬からのロックダウンが功を奏して5月に入ってからの新規感染者数は0名から2名、しかもこのところ0名が続いているようです。
ハワイ州の人口は140万人ちょっとで、沖縄県と同程度。沖縄も5月に入ってから新規感染者は確認されていませんが、ハワイもがんばってウイルスを抑え込んでいます。
ハワイ在住の方もYouTubeやSNSなどで発信されていますが、ホノルルでは5月15日から小売や修理の店が制限付きで再開できるようになったそうで、よかったですね!(^_^)/
おなじみのアラモアナショッピングセンターやロイヤルハワイアンセンター、カハラモールなどがついにオープン!(但しショッピングセンターのフードコートはテイクアウトのみ)
久々なので活況を呈しているかと思いきや、現地の映像を見ると人は少なくちょっと意外でした。
ショッピングセンター自体はオープンしても、まだ開けていないお店も多いようですが、現在観光客はほとんどいない状況なので当然でしょう。
ですが、ハワイローカルの人の感染防止に対する意識はかなり高そうです。あの暑い気候の中、100%近い人がマスクを着用してがんばっています。日本も夏に向けて弱音を吐いてはいられません。
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ハワイ州では州内離島間の移動を含み、ハワイ州への全渡航者(ハワイ州居住民を含む)に対し14日間の自己検疫を義務づけ、違反者には5000ドル以下の罰金又は1年以下の懲役のいずれか若しくは両方が科せられます。
先日、これに違反して動き回り、ビーチの写真をインスタに投稿したのをきっけに逮捕されたニューヨークからの旅行者のニュースがありましたね。
この後にも同じようにカリフォルニアからの旅行者が逮捕されています。当局がこれほど厳しく制限しても、いまだに州外からの旅行者がいることには驚きます。
イゲ知事は5月18日、この対応を6月末まで延長することを決めました。外部からのリスクはなんとしても止めるという強い意志を感じます。
一方でローカルの人々に対する指示は「Stay at Home」から「Safer at Home」へと変更し、経済活動を徐々に再開しはじめています。
しかし、観光産業が主体のハワイとしては既にかなり厳しい状況にあるはずです。筆者は行ったことがありませんでしたが、日本でもよく紹介されていた老舗ダイナー「Like Like Drive Inn」が、67年続いた歴史を4月末で閉じてしまったのが象徴的でした。
と言っても我々も自分たちの明日を心配することで精一杯。ハワイに限らず思い入れのある観光地を応援したくとも、今はどうしようもありません。
日本はアマビエや八百万の神が守ってくれているけれど、ハワイには…そうだ火の女神ペレがいるじゃん!とか思って(というのはウソですが)キラウエア火山の様子を調べると、昨年の8月に確認されたハレマウマウ火口の底に貯まった緑色の水が、このところ錆びたような茶色に変色してきているそうな。
専門家は爆発的な噴火の可能性が高まっているかもしれないと指摘しているようです。
万一再び噴火するとしたら観光がストップしている今のうちに、なんてことは住んでいる人達のことを考えると軽々に言えませんが、逆に女神ペレの怒りでウイルスを吹き飛ばしてもらえないものでしょうか…
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ということで、下の写真は筆者が2015年にハワイ島を訪れたときのハレマウマウ火口の様子です。
もう一度、女神ペレのご機嫌を伺いにお邪魔できる日が来ますように…