netflixオリジナル制作の海外ドラマ「アンブレラ・アカデミー」が面白いです!
「アンブレラ・アカデミー」はシーズン2が2020年7月31日にリリースされ、世界中で大人気となっています。
無茶を承知でひとことで表現すると、時間を管理する謎の組織と戦いながら、異能力を持つ7名が世界の滅亡を防ぐために活躍する異色ヒーロードラマ、というところでしょうか。
但し、いまだに説明されていない謎の部分が多すぎて、今後のシーズン次第では真実がひっくり返る可能性もあるのですが…
アンブレラ・アカデミーとは
1989年10月1日午後12時に、世界各地で43人の女性が、妊娠していなかったにも関わらず突然出産しました。
ある大富豪が、この43名の赤ん坊のうち7名を養子にして集めます。
彼ら7名は1号から7号まで番号で呼ばれ、アンブレラ・アカデミーと名付けられた施設で育てられて、それぞれの異能力が開花します。
少年少女の頃は悪人を懲らしめるヒーロー軍団として活躍しますが、年を重ねるにつれバラバラになり、アンブレラ・アカデミーは解散状態になります。
そして彼らが生まれて30年後の2019年から物語は始まります。
それぞれ個性的の強い、主要な登場人物について見ていくと…
レジナルド・ハーグリーブス卿
奇人の資産家で冒険家。
アンブレラ・アカデミーを設立して養子にした7名をヒーローに仕立て上げようとしますが、やがて皆離れていきます。
彼の突然の死から事件が動き始めます。
1号:ルーサー
怪力の大男。瀕死の重症を負い、類人猿の血清で助かるが身体がゴリラのようになる。最後は父に命令され4年間月面基地で任務をこなしていた。
2号:ディエゴ
物を投げたあとで念力を使って動きを変える能力を持つ。いまだにヒーローのまねごとをしている。
3号:アリソン
言葉で相手の行動を操る能力を持つ。著名な女優。
4号:クラウス
死者の霊とコミュニケーションできる能力を持つ。薬物・アルコール中毒のゲイ。
5号:ナンバーファイブ
時空間を移動する能力を持つ。長い間行方不明だったが、兄弟姉妹が揃ったところに突然現れる。
6号:ベン
まだ明らかにされていないが、ある事件で既に死亡。
但し霊としてクラウスと行動を共にしている。
7号:ヴァーニャ
7人の内で唯一能力がない者としてのけ者扱いされていた。バイオリン奏者。
アンブレラ・アカデミー シーズン1
ハーグリーブス卿の死亡で再びアンブレラ・アカデミーに集結した1号、2号、3号、4号、6号の霊、7号の前に行方不明だった5号が突然現れます。5号は8日後の2019年4月1日の世界滅亡を、兄弟姉妹達と協力して防ごうとします。その動きを止めようとする時間を管理する謎の組織と戦いながら、やがて7号の秘密が明らかになっていきます。
シーズン1では、メンバーそれぞれの私生活を描きつつ、ナンバーファイブを中心に目的に向かって話が進みます。ちなみにナンバーファイブだけが名前で呼ばれない理由は明らかにされていませんが、タイムトリップした先で名前が必要な生活を送ってこなかったからではないかと筆者は思っています。
謎の組織の送り込んだ刺客のチャチャとヘイゼルなど、脇役もそれぞれ個性的で魅力に富んでいます。
アンブレラ・アカデミー シーズン2
5号の力でタイムトリップした6人(+1霊)は、少しずつ時間がずれて1960年のダラスに現れます。 5号は1963年11月25日に世界が滅亡することを知り、兄弟姉妹達を探し出して再びこれを防ごうとします。やがてハーグリーブス卿の秘密が次第に明らかになっていきます。
シーズン2では、タイムトリップにより同じ人物が遭遇するとどうなるかというタイムパラドックスに果敢にチャレンジしており、笑っちゃいますがこれも見ものです。
まとめ
最初にこの7人をみたとき、石森章太郎(石ノ森章太郎)作の「サイボーグ009」を思い出してしまいました。
9名と7名の違いはありますが、番号で呼ばれるところや、多様な人種で構成され、個性豊かな特殊能力者の軍団という共通性を感じます。
但しテイストや内容は全然異なるし、アンブレラ・アカデミーの話のぶっ飛び方が尋常ではありません。何というか、見たことのない新感覚のドラマで、一応SFなのでしょうけど、登場人物の人間性がテーマの中心に据えられており、とても複雑で見応えがあります。
また音楽の使い方が絶妙で、とてもおしゃれです。
特にスリードッグナイトの"ONE"が懐かしすぎて、いまだに頭から離れません。"Joy to the World"、"Liar"、"An Old Fashioned Love Song"とかも好きだったことを思い出しました。
シーズン2の最後では、またとんでもない事態に突入していきます。シーズン3が楽しみ!
以上、netflixのオリジナルドラマ「アンブレラ・アカデミー」の紹介でした。