sora’s 早起きノート

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ハレー彗星の落とし物、オリオン座流星群の今年のピークは10月21日

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2020年の秋の天体ショー「オリオン座流星群」は、10月21日にピークを迎えます。

オンオン座流星群

オリオン座流星群は、三大流星群(しぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群)に次ぐ規模の流星群で、母天体はあのハレー彗星です。

母天体とは、その流星群の原因である塵を軌道上にまき散らした天体(多くは彗星)のことです。過去に母天体がまき散らした塵は、その軌道に沿って宇宙空間を移動しており、そこを地球が通過すると塵が大気圏に突入し、流星として発光するのです。

ハレー彗星を母天体とする流星群はもうひとつ、5月のみずがめ座η(イータ)流星群があります。

つまり地球の公転軌道は、5月と10月の二回、ハレー彗星の軌道と交差するタイミングがあるということなんですね。

2006年に起きたオリオン座流星群の異変の話

ところで、通常の年のオリオン座流星群は1時間に20個程度見られるところ、2006年に突然活動が活発になり、1時間に50個~100個も見られました。

この原因を突き止めたのが、国立天文台の佐藤幹哉広報普及員と渡辺潤一教授(当時は准教授)の研究でした。

なんと3000年も前の回帰時にハレー彗星が残した塵の密集部を、2006年10月にちょうど地球が通過したことを、軌道計算から導き出したのです。

3000年前というと日本では縄文時代の晩期。そんな昔に残していった塵が流れ星になって現代人が目にしていたなんて、なんかロマンを感じますね。

ハレー彗星は、3000年どころか気の遠くなるような昔から回帰を繰り返していると思われるので、今後も未知の塵群に遭遇して、突然流星群の活動が活発化するかも知れません。

2020年のオリオン座流星群

21日のピークは日本では14時頃と予想されており、その時間帯は流星群を観測できませんが、オリオン座流星群はピークがなだらかに推移するので、ピーク前後でも充分観測可能です。

この時期、東京だと20時過ぎに月が地平線に沈み、流星群の放射点は21時に地平線から昇ってきます。

その後夜明けまで流星群は観測できるので、観測条件は良好と言えるでしょう。

まとめ

オリオン座というと、赤い1等星のベテルギウスが昨年から今年にかけて急に暗くなり、超新星爆発が近いのではないかと騒がれましたよね。

その後明るさが戻り、ガスが光を遮ったのが原因だったのではないかなどと言われたりしていましたが、6月以降再び暗くなっているようです。

しばらくベテルギウスから目を離せませんが、オリオン座流星群の放射点は、ベテルギウスの少し左上になります。

また、赤い星といえば、10月6日に地球に最接近する火星も、マイナス2等以上の存在感で同じ夜空に輝いています。

もし流星群を観測する場合は、風邪をひかないようしっかり防寒しましょう。

時節柄、風邪は絶対に避けたいですよね!