sora’s 早起きノート

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火星の最接近を前に火星探査ロケットの打上げラッシュが始まります!

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まもなく、火星が大注目を浴びるようになります。

皆さん、心の準備をしておきましょう!

火星の最接近

火星は地球の約半分の直径を持つ、地球のすぐ外側を公転している惑星です。

だいたい2年2ヶ月ごとに地球に接近するのですが、今年2020年の秋にも最接近のタイミングを迎えます。 最接近は2020年10月6日、距離は約6207万kmで、明るさもマイナス2等を超えます。

7月頃はマイナス1等前後なので、10月には2倍以上明るくなることになります。

ちなみに星の明るさの等級は、5等級で100倍違うので、1等級は100の5乗根、すなわち約2.5倍違うことになります。

火星最接近2020/国立天文台

火星探査機の打上げ予定

この最接近のタイミングを見計らって、火星探査機の打上げラッシュが始まります。

アラブ首長国連邦の火星探索

まずは2020年7月15日5:51(JST)に、アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「HOPE」を搭載した日本のH-IIAロケットが、種子島宇宙センターから打ち上げられます。

www.mhi.com

火星の軌道に乗り、気象衛星として火星の大気の状況を調査する計画です。

中国の火星探索

日付など詳細は明らかになっていませんが、中国の国家航天局は、火星探査機「天問一号」を搭載したロケットを2020年7月に打ち上げる予定のようです。

着陸船で火星に着陸し、探査ローバーを降ろして各種データを収集する計画のようです。

米国の火星探索

米国NASAでは、当初7月19日に火星探査機を搭載したロケットを打ち上げる予定でしたが、7月30日以降に延期されています。

mars.nasa.gov

今回は新しい火星探査車である「パーセベランス・ローバー(Perseverance Rover)」を搭載しており、将来人類を火星に送り込むために必要な情報とサンプルの収集を行います。

欧州とロシアの火星探索

なお2020年に予定していた、欧州宇宙機関(ESA)とロシアROSCOSMOS社が共同で進めるExoMarsの打上げは、新型コロナウイルス感染症の流行のため2022年に延期されました。

ExoMars計画としては、2016年に火星軌道上に衛星を送り込むことに成功していますが、積んでいた着陸機は着陸に失敗して地表に衝突し失われたようです。

2回目の探索となる2022年のミッションでは、火星面に着陸して探査ローバーでの地表探査が計画されています。

日本の火星探査の状況

日本の火星探査は、「のぞみ」を1998年に打ち上げていますが、最終的に火星軌道投入を断念しています。

すでにインドが火星探査機「マンガルヤーン」の火星周回軌道への投入に成功しているので、火星探査では日本は出遅れた形になっていますが、あせる必要はありません。

信頼性のある打上げ技術や「はやぶさ」などの小惑星探査技術など、日本の最先端技術を伸ばす方向で、限られたリソースを集中していけば良いと思います。

なおJAXA国際宇宙探査センターによると、火星探索は2024年の打上げを目指しているようです。

www.exploration.jaxa.jp

まとめ

日本人としては特に、H-IIAロケットに乗せたUAEの火星探査機「HOPE」の成功を祈りたいと思います。

三菱重工のH-IIA/Bは、2005年から連続44回打上げに成功している実績のあるロケットなので、打上げは心配ないと思いますが、やっぱりドキドキしますね。

いずれの探査機も2021年2月以降に火星に到達する予定なので、今年から来年に掛けては火星の話題で持ちきりになりそうです。