4連休を前に、東京都の小池知事は特に高齢者や既往症のある人に不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。
また、神奈川県の黒岩知事も、感染者の増加を受け、7月17日に「神奈川警戒アラート」を出し、三密を避け、感染防止対策がなされていない場所には行かないよう呼びかけています。
先日筆者は、久し振りに外食しようかとインターネットでお店を調べていたのですが、お店の感染対策について確認したくても、自分のホームページを持っているような限られたお店の情報しかないことに気がつきました。
「ぐるなび」や「食べログ」などのグルメサイトでは、今後はお店の感染対策情報なども掲載していく方向にあるようですが、筆者が見た範囲ではまだ確認できていません。
小池知事や黒岩知事は、感染防止対策を徹底している店にはポスターのようなものが貼ってあると言っていましたが、どうやったらそういうお店を探せるのでしょうか。
東京都の「感染防止徹底宣言ステッカー」
東京都の小池知事は、感染防止対策を徹底している施設、店舗等には、そのことを示す「感染防止徹底宣言ステッカー」が貼ってあるので、そういったお店を利用するように呼びかけています。
このステッカーはウェブからの申請により発行されることになっていますが、発行に当たって審査などはなさそうです。つまり自己申告により発行されるステッカーなので、東京都のお墨付きということにはなりません。
「よくある問い合わせ」を見ると、発行を受けた施設や店舗等は、感染防止対策について東京都から直接確認する場合があるとされているので、それなりに信頼できるのかも知れません。
ただし、ステッカーを貼ってある店の場所や一覧は公開する予定はないということなので、ちょっとがっかりです。
どうやら東京では、感染防止対策を徹底しているお店は、足で探せと言うことのようです。(-_-)
神奈川県の「感染防止対策取組書」
神奈川県の黒岩知事は、感染防止対策を徹底している店には、そのことを示す「感染防止対策取組書」が貼ってあるので、そういったお店を利用するように呼びかけています。
しかしこちらも、ウェブからの自己申告により発行されるので、神奈川県のお墨付きということにはなりません。
しかし、東京都のステッカーと違うのは、この宣言書に印刷されているQRコードにより、「LINEコロナお知らせシステム」と連携されることです。
「LINEコロナお知らせシステム」は、あらかじめLINEで登録しておく必要がありますが、お店を利用するときにQRコードを読み取っておくと、そのお店の利用で感染リスクが確認された場合にLINEでお知らせが行く仕組みになっています。
接触確認アプリと似ていますが、人との接触ではなく、お店の利用によるリスクを通知するのが目的です。
なかなか画期的だとは思いますが、こちらもどの店に宣言書を発行しているのかが公開されていません。
ただ「ぐるなび神奈川版」では、8月1日から、神奈川県の「感染防止対策取組書」の登録店舗とぐるなび掲載店舗をマッチングさせて、一覧を掲載するという報道がありました。
これにより、より安心して外食を楽しめるようになるといいのですが。
まとめ
「LINEコロナお知らせシステム」自体は神奈川県以外にも展開されているようですが、感染防止対策と合わせて展開している訳ではなさそうです。できれば感染防止対策状況の方も全国で情報公開が進むといいのですが。
我が家は外食が大好きだったので、いい加減安心して外食を楽しめるようになって欲しいです。本当はバイキングレスクトランに行きたいのですが、さすがにそちらは当分控えようと思いますが…