お絵かきソフト「CLIP STUDIO PAINT」、通称「クリスタ」を購入しました。
以前、iPadでお絵かきしていたときは「Procreate」という有料ソフトを使用していましたが、Surface Goではもっぱら「メディバンペイント」という無料ソフトを使っていました。
「メディバンペイント」は、筆者のような素人のお絵かきには充分すぎる機能がある素晴らしいソフトですが、今回ついにクリスタの購入に踏み切りました。
その理由を少し書いてみたいと思います。
クリスタにした理由その1
有料のクリスタを購入した一番の理由は、その描き心地にあります。
とにかくクリスタだと、線が思い通りに気持ちよく引けます。(個人の意見です)
同じタブレット、同じペンでも、ソフトによって全く描き心地が違います。もちろん人それぞれの好みがあるので、こればっかりは実際に体験して見ないと分かりませんが、少なくとも筆者と筆者が使っている機器には合っていました。
筆者はただのお絵かき好きな素人ですが、好きだからこそ、この描き心地は一度味わうと忘れられません。
クリスタにした理由その2
お絵かきソフトは、Windows標準のペイントやアドビのPhotoshopのように扱うデータ形式がラスターデータのペイントソフトと、アドビのIllustratorのようにベクターデータのドローソフトがあります。
ペイントソフトはアナログ調な絵を描くのに適しており、ドローソフトはデザイン調な絵を描くのに適しています。
クリスタは基本はペイントソフトですが、ベクターデータを扱えるベクターレイヤーを持っているのが特徴です。
筆者はたまにデザイン調のイラストを描くこともあるので、ベクターレイヤーが使えることも、クリスタにした理由のひとつです。
クリスタにした理由その3
クリスタにはオートアクションという機能があります。これは表計算ソフトのマクロ機能のように、操作をあらかじめ記憶させておき、あとから順序を指定して一括再実行させることができる機能です。
顔のイラストをつくるときに、色々な形の目や口などのパーツをレイヤーに分けておき、レイヤーの組み合わせて色々な表情の顔イラストを書き出すということをしますが、このように延々と同じような作業をしなければならないときに助かります。
筆者にとってはオートアクションの存在もクリスタに乗り換える大きな理由のひとつになりました。
クリスタの購入について
クリスタには、DEBUT版、PRO版、EX版の3種類があります。
クリスタDEBUT版はソフトウェア単体での販売は行っておらず、タブレットなどの製品に付属していたり、イベントで配布されたりしています。ベクター描画ができなかったり、オートアクション機能が使えないなど、PRO版の一部の機能が制限されています。
クリスタEX版( CLIP STUDIO PAINT EX
)はクリスタのフル機能搭載版ですが、一括払いで23,000円とそれなりの価格がします。EX版から複数ページの作品管理や複数人での共同作業など、プロの漫画家やアニメ製作者などが必要とするような機能を除いたのがクリスタPRO版( CLIP STUDIO PAINT PRO
)で、価格は一括払いで5,000円です。
PRO版はかなりリーズナブルな価格ですが、イラスト作成に必要な機能は全て網羅されていると思います。
まとめ
以上、クリスタPRO版( CLIP STUDIO PAINT PRO
)を購入した話でした。
なお、初めて使う場合は無料期間(Windows版では最大3ヶ月)がありますので、実際に試用して使い心地を確認してみることをお勧めします。