熱海と伊豆下田を結ぶ伊豆急行のリゾート21に乗ってきました。
リゾート21は両端の車両に階段状の展望席があったり、海側の座席が海側を向いていたりと、特徴ある車両で話題になりました。1985年営業開始というからかなり歴史がある電車ですね。ちなみに1985年は筆者が結婚した年で、夫婦で伊豆には良く行きましたが、ほとんど車で行ってしまうので、この電車に乗るのは今回が初めてでした。
ところで今回熱海までは新幹線を使ったのですが、新幹線熱海駅は在来線連絡改札口しかないので、新幹線改札を出る場合に在来線の乗車券が必要になります。 指定券と乗車券が一体になったチケットの場合は、そのまま通過しようとするとゲートが閉じてしまいます。 この場合、Suicaがあれば、新幹線の改札機にチケットを入れた後、SuicaをタッチすればOKです。もちろん熱海駅構内を通過するだけならSuicaから料金は引かれません。
筆者はエクスプレス予約で券売機からチケットを受け取って乗車したのですが、一度経験しているにも関わらず、ついまたチケットだけで改札を出ようとしてピンポーン!とゲートに止められてしまいました(^_^;;
さて、リゾート21はリゾートトレインのような名称が付いていますが、全席自由席の普通電車なので、追加料金なく普通乗車券だけで乗れます。
リゾート21にはデザインの違う「キンメ電車」と「黒船電車」の2種類あるのですが、今回乗ったのは「黒船電車」の方でした。
たまたま期間限定で特別車両「ロイヤルボックス」が連結されていたので、そちらに乗車することができました。 (車両運行予定については伊豆急行のホームページに載っています) リゾート21|伊豆急-おすすめ電車旅<観光・海・リゾート・温泉>
自由席なので混み具合を心配していたのですが、伊豆方面は車で行く人が多いためか、あるいは台風が近づいている影響か、そんなに混んでいませんでした。8:26発の電車は発車時間よりかなり前(20分前くらい?)に入線してきましたが、入線時に待っていたのはホーム全体で10人くらいでしょうか。
ちなみに「ロイヤルボックス」車両は乗車口がひとつしかありません。ホームに乗車口の表示があるので確認しましょう。
既に古い車両なので、あちこち痛んでいたりしますが、まあ追加料金なしで乗れるのでいいでしょう。
座席周りは圧倒的に広々したスペースがあり、リクライニングはもちろん、回転させて海側に固定させることもできます。 残念ながら網棚がないので、荷物が多いときは置き場所に困りますが。
トンネルに入ると、天井いっぱいに星空が広がる「スターダストルーフ」という演出が楽しめます。
ちなみに他の車両も見てきました。さすがに展望車両の先頭席はすぐに埋まっていましたが、展望車両は階段状の傾斜がついているので、先頭席でなくとも十分展望を楽しむことができそうです。
海側を向いているベンチシートは大人数での旅には楽しそうですね。
今回は熱海から伊豆高原までの乗車でしたが、旅の始まりにリゾート気分を盛り上げるにはうってつけでした。