sora’s おいしいノート

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「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を見てきました

ハリウッド版GODGILLAの最新作「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を見てきました。

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大迫力と話題の3画面スクリーンの「SCREEN X版」にも興味はありましたが、3画面が使われるのは全体の30分程度と知り、わざわざお台場まで行くのはやめて近くのシネコンにしました。

いつも行っている近くのシネコンでは「2D 字幕版」「2D 吹替版」の他に「IMAX 3D 字幕版」と「MX4D 3D 吹替版」がありましたが、時間的にちょうどよかった「2D 字幕版」にしました。

ちなみに体感型のMX4Dは映画に没頭できないので筆者は苦手です。

ゴジラと言えば、日本のゴジラ第一作は1954年の公開なので、作品としては筆者とは同期です。もちろんゴジラ自体は古代生物が人類の原爆実験の放射線で変貌したものとされているので、多分筆者の大先輩だと思いますが。

ということで、もちろんゴジラ第一作はリアルタイムでは見ていませんが、モスラとかラドンとかキングギドラとかが出てくるその後の作品のいくつかは、リアルタイムで映画館で見ています。確か当時は加山雄三の若大将シリーズとの二本立て上映でしたね。

ところで前作のハリウッド版GODGILLAは、太古の巨大生物の末裔が地上に現れるという設定でもあり、日本版にあった核開発に対するアンチテーゼみたいなものはほとんど感じられませんでした。そこはやっぱりアメリカ版なんだなぁと思いました。

今回の作品は前作の続編なので世界観は共通です。一応というか無理矢理地球の環境問題を前面に押し出しているものの、やはり核に対する後ろめたさ感は薄く、それどころか最後には…(いや、これ以上はネタバレになるのでやめておきます)

2016年に公開された庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」は、過去の日本のゴジラシリーズとは世界観を変えて新しい物語を構築していますが、核廃棄物の放射線により古代生物が変質した怪物という設定は保持しています。 ただ、東京のど真ん中に現れたゴジラに国連軍の核兵器を用いるかどうかというギリギリの状況を描いた、危機管理や安全保障がテーマの政治ドラマの面も強い作品でした。

筆者は「シン・ゴジラ」をゴジラ映画というよりは政治ドラマとして楽しめたので、これはこれで好きでしたが、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は、まさにゴジラ映画というか怪獣映画。ゴジラだけでなく、キングギドラ、ラドン、モスラなど、スター怪獣達が暴れ回り、破壊の限りを尽くすシーンの連続で、息をつく暇もありません。それに加えて日本のオリジナル作品へのオマージュに満ちた内容で、怪獣ファンでもあるマイケル・ドハティ監督の面目躍如といったところでしょうか。怪獣映画好きにはたまらないと思います。

筆者もモスラが孵化するシーンで流れる古関裕而作曲のモスラのテーマに懐かしさを覚え、ゴジラが復活する場面で流れる伊福部昭作曲のゴジラのテーマのクールさにはしびれました。ザ・ピーナッツが演じていた双子の妖精をオマージュして、チャン・ツィイー扮する研究員が双子の設定だったというのは気付きませんでしたが…(鑑賞後に購入したガイドブックで知りました)

2時間を超える上映時間があっという間に過ぎてしまいましたが、さすがに満腹というか、迫力のある映像と音にいささか疲れたというのが見終わった直後の正直な感想でした。4DXとかだったらどうなっていたことか。(^_^;;

筆者の感覚だと、もう少し登場人物の人間描写を深めて欲しい感じがしましたが、今回はなんといってもスター怪獣だらけなのでしかたがないのかも知れませんね。