sora’s おいしいノート

(当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています)

アバター

この正月に評判の映画、アバターを見た。
いつものように朝イチの回なので席はガラガラだ。
3時間近くもある大作であり、しかも3Dなので目が疲れそう、ということで、今回は軟弱にも日本語吹き替え版にした。字幕版はDVDが出てからのお楽しみにしよう。
映画は評判通り、とにかくVFXが凄いのひとこと。
物語は22世紀、舞台となるのは太陽系に一番近い恒星であるアルファ・ケンタウリの惑星ポリフェマスの衛星パンドラ。地球人はこの衛星に産出する貴重な鉱物アンオブタニウムの採掘のために5光年の旅をして来ている。
このパンドラの世界はCGらしいが雄大な大自然の風景がとても美しい。独創的な植物や動物達の動きも見事だ。特にこの星に住むナヴィというヒューマノイドの動きと表情が素晴らしい。
私は左右の目の視力が異なり、眼鏡で補正しているのだがその眼鏡を忘れてしまい、3D効果を十分に堪能することができずに残念だったが、この映画はぜひ3D設備のある映画館で見るべきだ。
但しストーリーとしてはちょっと凡庸で、個人的には後半の派手な戦闘シーンは半分以下に削ってパンドラ世界の探求やナヴィとの触れ合いをもっと描いて欲しかった。特に物語の最後でキーポイントとなる飛行生物レオノプテリクスとのやりとりがゴッソリ抜けていて、3分クッキングではあるまいし、納得しがたいモノが残ってしまったのが残念だ。
しかしそんな不満も、驚異のVFX映像を前にすると些細なことに思えてしまう。
今年はいよいよ3D映像が家庭内に普及し始める年になるそうだが、アバターはその動きを強力に後押しするエポックメーキングな映画であることは間違い無さそうだ。