sora’s おいしいノート

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「容疑者xの献身」今更だけど

ずっと本棚に積みっぱなしにしていた東野圭吾の直木賞受賞作「容疑者xの献身」をようやく読んだ。これは「ガリレオ」として月9のTVドラマにもなった「探偵ガリレオ」シリーズの長編だ。
このシリーズの短編は以前読んだことがあるのだが、正直いうとTVドラマの方が面白かった。主人公の物理学者役の福山雅治と、小説には登場しない女性刑事役の柴崎コウのコンビが秀逸だったせいもあるかもしれない。そんなこともあってなかなか手を出さなかったのだが・・・
この「容疑者xの献身」はTVドラマと同じ配役で映画化されているのだが、この作品に関しては断然小説の方が面白かった。単に私自身が長編好みだからかも知れないが、終盤で明らかになる驚愕のトリックも、長編を読み進んできてこその面白さがあったように思う。文句無く傑作だと思う。