sora’s おいしいノート

(当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています)

高足ガニ

長年気になっていた西伊豆の一部でしか取れないという高足ガニを、先日ついに食べに行った。
行ったのは11月末で、場所は戸田にある和風旅館。
1ヶ月以上前からインターネットで予約していたが、高足ガニの追加料理は高足ガニが取れるかどうか分からないので当日チェックイン時に予約してくれという。大体1ぱい1万5千円位からということだった。
そして当日、チェックイン時に夕食の追加料理の紹介があったが、肝心の高足ガニ料理がない。係の人に尋ねると、先日の相次ぐ台風の上陸で高足ガニの生息地が変わったのか、ほとんど水揚げがない状態だという。それでも若干イケスにいるので、どうしてもというなら、若干価格が高くなるが提供できなくはないという。今回の目的が高足ガニだっただけに、少々高くついてもあとには引けない気分でイケスを覗きに行く。
イケスにはざっと10ぱいほどの高足ガニがいたが、びっくりするほど大きいのはいない。逆に白っぽい赤ちゃんガニのような小さなカニが2、3ぱい混ざっている。これで2万3千円位、これが2万円位、この小さいのは5千円位だけどお勧めしません、という。手頃な大きさのカニを指し、これは?と聞くと、ちょっとお待ち下さいと言って上役のような人を連れて来た。その人が1万8千円でやりましょうと言ってくれたので、それでお願いすることにした。
そして夕食時に出て来たのが写真のカニだ。
二人で戴くには十分すぎる量。タラバやズワイに比べ、身がスルリと抜けて食べ易い。食感も弾力があり、美味しい。カニミソは若干苦みがあるようだ。
まあ、他の種類のカニと比べて特別味が良いという感じはしないが、珍しいものを食べたということで納得。もちろん甲羅は洗ってもらって持ち帰った。戸田のお土産物屋には甲羅にお面のようなペイントを施したものを売っていたが、わが家ではそのまま魔除けとして玄関に飾ってあるのだった。